ボイスメモの賢い活用法15選
ほとんどのスマートフォンに標準搭載しているボイスメモ機能。活用してますか?ボイスメモと言ってもその正体は録音アプリ。視点を変えれば様々な活用ができます。
著名なミュージシャンがふと浮かんだ歌詞や曲のフレーズを留守電に残すエピソードは誰もが聞いたことがありますよね。 そんな役目は現在スマホのボイスメモに移行しています。
単なるボイスメモ以外の活用法も多彩です
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学習ツールとして
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感情を伝えるツールとして
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証拠を押さえる切り札として使う
ここではボイスメモの便利な15の活用法を紹介します。アイディア次第で副収入を得られるヒントを得られるかもしれません。
1.普通に手ぶらメモとして使う(ペーパーメモの代用)
普通メモは紙に書いたり、パソコンやスマホに文字をタップしなければならない。ボイスメモはそれが不要。録音ボタンさえ押してしまえばハンズフリー録音できちゃいます。手を動かしての作業中でも、気になったことをバンバン記録できる。運転や料理中、仕事の移動中に大事なことをどんどん録音してしまいましょう。
精度は様々なようですが最近では音声データを文字化するアプリも多数存在します。
2.歌や楽器練習の録音
ボイスメモは歌や楽器練習にも使えます。楽器や収録場所によりキレイに録音するにはセッティングにちょっと工夫がいります。音楽は闇雲に練習するより録音して客観的に自らの演奏を振り返ることで効率的に課題が見つかりやすい。
鼻歌やカラオケ、アコースティックギターならスマホでも充分。より本格的な音質を求めるならリニアPCMレコーダーやスマホに装着できる高音質マイクを検討すべきです。
3.プレゼンテーションのリハーサル
ビジネスシーンで重要なプレゼンテーションのリハーサルにも有効。学生でも就活用の面接でも人前に立つ重要な局面では相手にとってなるべく解りやすく話したいもの。録音して客観的に自分の話し方を聴いてみると、改善点が押さえやすい。
スティーブ・ジョブズばりのカッコいい立ち振る舞いなら動画も必要ですが、音だけ聴くことでビジュアルに惑わされず言葉にフォーカスできます。滑舌が悪くて聴きづらかったり、文節ごとに「え~」を繰り返してしまう欠点が分かりやすく露呈します。面接やプレゼンのリハーサル録音は効果絶大です。
4.商談&交渉内容の録音
難しい内容の商談や交渉ごとにも有効です。巨額マネーが動く交渉の席では言った言わないの駆け引きが応酬されることでトラブルに陥ってしまうことも。商談が始まる時点で録音宣言をしてしまうことも、フェアに商談するための保険になります。
スマートフォンのマイクは必ず相手側に向けて収録しましょう。向きを間違えると自分の声ばかりが大きく、相手の発言が聴きとれない確率が高いです。
5.お祝い事のボイスメッセージ録音
ビデオメッセージは恥ずかしいという人にオススメのボイスメッセージ。遠方にいる身内や大切な人へ気持ちのこもったメッセージが伝えやすいです。「え、電話でもいい」って?相手が海外だったりスケジュールが見えない場合はリアルタイムで伝えづらい時に威力を発揮します。音声なら仲間を集めて歌のサプライズもできます。
曲をまるごと1曲送りたいときは容量が大きくなり、メール添付できない場合もあります。そんな時はグーグルドライブなどのストレージサービスに格納して祝福相手と共有しましょう。
6.読み聞かせ用の録音
本を読み聞かせるための録音もOK。子供が何度も聞きたがるお話は録音しておくと便利。プロのナレーターコンテンツより、親が朗読した声はお子様にいい影響を与えそう。父親の朗読はお子様にも新鮮なはず。多忙なパパのコミュニケーション不足を埋める最強ツールになります。
そういえば、大人向けのサービスですがアマゾンでDaigoやホリエモンなどが執筆する話題の著書を読み上げてくれるサービスが始まっているそうですね。
7.浮気調査に利用するための録音
配偶者のいずれかが疑念を抱き、真実を問いただしたり、密会が疑われる部屋で隠し録音する事例は珍しくありません。スマホは長時間手元から離しにくく、部屋や車での隠し撮りは専用のボイスレコーダー端末を忍ばせるケースが多いようです。
しかし、会話の当事者から遠い場所に設置してもほぼ失敗します。 ボイスメモや会話用のボイスレコーダーは基本的にテーブルを挟んだ程度の距離の録音しか想定していないからです。
音源から遠い音を収録したいときは高感度マイクが内蔵されたリニアPCMレコーダーの使用が最低条件。面等向かって話し合う場合はスマートフォンを卓上に置き、電話が鳴らないよう、機内モードにしてこっそり録音するのが賢明です。その際もマイク位置を確認し相手側に向けることを忘れないようにしましょう。
8.職場内トラブルの録音
ボイスメモは職場内トラブルの多くに利用され、裁判に証拠として使用されることも珍しくありません。パワハラ、セクハラ、不正行為、解雇、不当な雇用条件など、ブラック企業はまだまだ根絶されていません。
上下関係が確立された閉鎖的な組織ではこれらの揉み消し行為は日常。相談した上司が取りあわないことも。取り合ってくれない上司とのやりとりを録音することもできます。重要局面でのボイスメモ使用はすでに多くの事例が存在します。
9.係争・もめ事の証拠を押さえるための録音
ドライブレコーダーが普及したことで最近は煽り運転のトラブルなど、個人間でももめ事の証拠物として動画や音声データが活用されています。ボイスメモの音声データは既に揉め事が始まってからのやり取りにも利用できます。事前に連絡して交渉の席を申し込むも、うやむやにされそうな態度を取られた場合は電撃訪問をして、問いただす状況を録音すれば相手側が逃げようとする事実を押さえられます。
複数業者が出入りし、契約や利権が複雑に絡み合う施工現場などでも企業同士がトラブルになる場合もあるようです。継続的に録音するときはデータの頭に日付を宣言しておくのも争う際のテクニックです。
10.動画の音声バックアップの録音
動画撮影の際、トラブル時の保険用に録音しておくと何かと便利です。 例えば講演会やセミナー動画の場合、演者のワイヤレスピンマイクにトラブルがあって、想定していた音声収録ができないというトラブルもあります。
ビデオカメラはいつも演者の近くにセッティングされているとは限りません。カメラマイクから演者まで距離がある場合、バックアップ音声とするには厳しいクオリティになります。特にインタビューや講演会など「話す内容が主役」のコンテンツは演者のそばに音声バックアップ用の録音機を設置すべきです。ボイスメモは専用録音機がない時の代用になります。
11.講演会の録音
講演会やセミナー内容を録音する方は多数です。演者が取材対象になる場合は新聞記者が反訳用に録音することもあります。
ただし、反響音が多い会場や広い場所、例えば東京ビックサイト内で行われる講演などでは録音した内容がほとんど聴き取れない場合もあり。反訳必要のある場合は、演者のマイクやスピーカーの近くにスマホを設置しての録音がお勧めです。貴重な内容は一字一句留めておきましょう。
12.議事録反訳用の録音
これだけ動画や録音メディアが普及した世界でも未だ文字による議事録にこだわる会社も多数です。議事録担当は本格的なボイスレコーダーを所有しているケースもあります。
スマートフォンは必ず発言者にマイクを向けることが鉄則。ただしこちらも参加者多数、会議室が広い場合は自分の席から遠い発言者の声を拾えない可能性が高いです。クリアに録音できるのはせいぜい2メートル以内と認識しておきましょう。頻繁に必要がある場合は専用のレコーダーを入手するか、高性能マイクを増設してもよいでしょう。
13.音声コンテンツ収録
ボイスメモは誰もが簡単にご自身の声を録音できます。面白い話や暮らしに役立つ話に長けている方はその話を録音してみてはいかがでしょうか。
ポッドキャストをはじめボイスコンテンツの需要は上がっています。ネットラジオならコストもかからずに発信が可能。ちょっとしたきっかけで人気ものになり、収入が得られるかもしれません。面白い話や専門分野を活かしたお役立ちコンテンツを録音してみてはいかがでしょうか。
14.語学学習用の録音
英会話は音声教材を利用することは一般的。しかし実用的に会話を伴うトレーニングは聴くだけではなく、発声(発音)練習もしなければなりません。復唱して練習したとしても自分が発音しているので、客観的に発音チェックができません。そんな時はボイスメモに録音してみましょう。教材の発音とどこが違うのか欠点をチェックするのに便利です。
15.授業・講義の補足資料として
学校での授業内容の録音も活用できます。中高生くらいまでは授業中でのスマホ使用禁止は厳しいと思いますが、スマホ世代の大学生は賢く活用してそうですね。講義の特性により活用効果の幅はありそうですが、教師・講師の言うことを一字一句逃さないには良い方法。どうしても出席できない授業を録音、友人と共有するなんてことは、日常的なのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。ほとんどのスマートフォンに搭載されている機能にも関わらず、これまで一度も使ったことのない人はもったいない。ぜひ賢く活用しましょう。長い録音をした場合はデータが大きくなり他人への共有がメールなどでは厳しくなります。そんな時はギガファイル便やドロップボックス、グーグルドライブなどのストレージサービスを活用してみてください。
ボイスメモ・録音データ編集&明瞭化
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SoundRefomer
T.YAMAKAWA
「音楽・音声」のリフォームサービスを手掛けてます。音楽クリエイター→サラリーマンを経て独立しサービスを開始。日々、音でお悩みの様々なクライアントからお仕事を受注する傍ら、音楽ステージ系の映像編集も手掛けています。