中村天風さんの講演録集の音質改善を担当
中村天風さんは国内において誰もが知る有名な経営者やアスリートを会員に持った、日本で自己啓発的な考え方や具体的トレーニングを広めた父のような人。没後もその考え方に共感した多くの人に支持を集め続けています。そんな中村氏の昭和時代のオープンリールテープレコーダーに録音された貴重な音源が発見され、発売が待望されていました。
貴重なアナログテープはすでにデジタル化されていましたが、アナログテープ特有のヒスノイズが多く、現代のクオリティ水準としてやや聞きづらい一面もありました。それを最新の音質補正技術でハイブリッド化したCD集が「心を磨く」です。
当サービスは本格的な音質改善をプロだけではなく、一般的な方にも幅広く提供しております。見えない音を改善するサービスは効果が金額に対して妥当であるかが不安です。そういった利用者のリスクを回避するために、無料トライアルを提供しております。トライアルを体感され、その実際に効果を体感されたユーザー様から信頼を得たことがきかっけで、CD集の音声編集と音質改善をお手伝いさせていただきました。
結構すごい最近のノイズ除去技術
元音源で使用されたレコーダーやマイク等の詳細は知ることができませんでしたが、一般の方にとっては高価だっであろうレコーダーの音は良質なものでした。ただし前述のとおりノイズなどは現在のデジタルオーディオ環境においては気になるものです。ここで購入したノイズについてざっとまとめてみたいと思います。
・ヒスノイズ →アナログテープ独自の「シュー」と、いうノイズ。特にレベルが小さい箇所でそれが目立つ傾向にあります。基本的には再生中にずっと一定の割合で鳴り続けています。
・ハムノイズ →交流電源の50Hz/60Hzの周波数がケーブルなどを通じて混入する電気系を起因とするノイズ。低音域を主成分とし「ブーン」といった音が出る。
・その他環境ノイズ →マイクに体がぶつかった音や、会場内のクシャミ、場外から聞こえてくる車などの騒音。
大まかにいうと上記のノイズが混入されています。ヒスノイズやハムノイズはほとんど自動処理で改善できますが、「その他環境ノイズ」については、精度が向上しつつも、まだまだ手作業による細かな調整が必要となります。
収録時間がとても長いということもありますが、講演会の臨場感を損なわないためにも、環境ノイズについては重要部分だけに限定しました。
難易度は高いですが今の音質改善はここまでできる↑↑
文節や特定ワードのカットも判別ができないレベルの自然な音声編集
編集作業に多く時間をかけたのは音声編集です。「心を磨く」は音声CDでお話されている内容を書き下ろしたテキストも添付されて販売されています。そのため、不正確な単語、表現などがしっかり精査され、余分な文節や特定の単語を音声編集によりカットしています。これらの編集はDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)と呼ばれるソフトウェアで行います。オーディオ素材を切ったり、張ったり、エフェクト加工したりします。ソフトウェアがある程度扱えれば、切り貼りの作業は難しくありません。技術上、継ぎ目なども完全にきれいにできます。
ただ、文節の「間」などを加味しながらいかにも「切り貼りしました」と、いう感じを1リスナーに受けさせないディレクションが重要です。
録音場所が違う講演の音質もしっかり補正します
14枚組のCD集なのですが、講演場所や収録時期が様々。録音ロケーションが違うため、1講演ごとに若干収録音質が違います。それらの音質も全体で統一感が出るよう音質調整しています。音声編集やノイズ除去などを終えたオーディオデータをトータルマスタリングをしております。
聞きやすい音質の基準となるファイルを選別し、それをもとに他ファイルの音質を近づけていく、繊細なエディットを行っています。
繊細な音楽コンテンツのマスタリング、ミックスに加え、最先端のオーディオレストレーション(音声修復)等の幅広い音作りのノウハウと、状態の悪いアマチュアコンテンツを多く手がけた豊富な「ネガティブ音声改善実績」がございます。マイク収録ミスのリカバリーなど、テレビ番組制作会社様から改善依頼をいただくこともございます。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
どんなに素晴らしい内容の講演音声でも、音質が悪いと余分なストレスがあり、話の内容に集中しづらいものです。広くの方に広めたい、またコンテンツとして製品化したい録音物は、HybridSoundReform.comへご相談ください。HybridSoundReform.comは音質改善に特化したサービス。撮り直しが効かない収録ミスやとても繊細な音質補正や大胆な音声編集も承ります。トライアル無料なので、無理そうな改善案件もリスクなしでお試しいただけます。