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執筆者の写真Sound Reformer / yamakaWA

【改善が難しい事例①】撮り鉄さんが希望した特定の音声ノイズ軽減

更新日:2020年11月11日



 フリーのカメラマンさんやビデオ制作会社などの音声トラブルは依頼を頂けるケースが増えています。そんな中、個人で映像を制作する鉄道マニアさんから無料トライアルの依頼を受けましたが、残念ながら採用頂けませんでした。

SLの車窓から撮影された動画。その映像クオリティはもちろん風流な景色も素晴らしいものでした。ですが、収録された音には意図していない音が混入しており、それを取り除きたいというご要望。SLの特徴である「汽笛」「蒸気」「レールの音」などを阻害する社内からの機械ノイズ「ゴー(ザー)」という継続的な音を軽減させたいというご要望でした。

<進化している最新のソフトウェアでも難しい修復>

この数年での音声修復技術はソフトウェアの進化もあり、風の吹かれや、音割れの改善など、これまででは不可能とされていた修復がかなりのレベルで改善できます。


マイクに直撃して耳障りな「風」の音も顕著に改善

音成分を細かく解析し、上記動画の「風」のように特定部分をピンポイントで修復できる場合はとても効果的なのですが、一般的に「ザーーーーー」と聞こえるような音は、多くの場合全ての周波数帯域にまたがってその音が混入している場合が多く、ピンポイント処理が難しいのと、電車がシャットダウンするまで一番大きな音でなり続ける機械の「継続音」はやはり気持ち程度軽減することしかできませんでした。

これらのノイズ除去は他の音と混ざりにくい「はっきりした音」の方が消したり、軽減できたりすることがしやすく、鉄道でいえば、汽笛の音だけを小さくするとかだったら良かったのですが....。

写真だけではなく、音声や映像にこだわる鉄道マニアさんも、ケースによってはお役に立てると思っています。ぜひ、お気軽にご相談ください。


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