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執筆者の写真Sound Reformer / yamakaWA

アマチュアバンドのライブDVD|ハイブリッドマスタリングして極上のライブ音源に

更新日:6月19日

ラアマチュアバンドのライブDVD|ハイブリッドマスタリングして極上のライブ音源に

音質改善サービスを運営するサウンドリフォーマーの山川@HSR_YBです。様々な音源を手掛けていますが、ライブハウスで録画してくれるムービーの音質をかっこよく聴かせたいと思ったことが、そもそも当サービスを立ち上げるきっかけでした。

ライブハウス収録のDVDの音

自粛中に過去音源のアーカイブ

ライブステージに立つ度、ライブマスタリングをご依頼いただく幾つかのバンド。どちらかといえば低コストで自分たちで何とかしたい20代のバンドより、趣味で年に数回のライブをするサラリーマンバンドが中心。コピー曲が中心でも、生涯引退することなく演奏活動を続けているバンドは独特の一体感があって魅力的です。


その中、毎年3月の定例ライブを続けていた某バンド。今年はコロナ過の影響で中止となったそうです。公演中止のモヤモヤを解消すべく蔵入りしていたライブ音源(2公演分)のライブマスタリング(当サービスではハイブリッド化と呼ぶ)の相談がありました。


音割れ修復がご利用のきっかけ

このバンドが当サービスを初めてご利用いただいたきっかけは数年前。ライブハウス収録したDVDの音割れ。収録時、リミッターで抑えきれなかった部分が部分的にはみ出す形で音割れが発生。当方に相談があり修復することになり、その時にマスタリングも加えたハイブリッド音源化を提案。仕上がりに満足いただいてからのお付き合い。


なぜかお問合せの窓口になるのがどのバンドもドラマー(笑)。最近のデジタルミキサーはライブ時PAのラインバランスに左右されず録音用に別調整可能。とはいえ、この手の音源は確かにドラムやベースが寂しくてロックバンドならでは音圧がおおよそ得られません。(昔よりかなりマシになりましたが...)


このところの技術革新がすごい


ライブ音源編集

初めてのオーダーから数年が経過するうち、音声編集のソフトウェア技術進化は止みません。初期は対応できなかった無理なリクエストも可能になってきています。


  1. ボーカルや特定楽器のボリュームが足りないんだけど...

  2. 右側のギターだけキンキンするのを押さえたい

  3. ライブで体感したズンズンした低音が欲しい


サービス当初はベース部分での細かなノイズ処理に加え、マキシマイザーによる音圧上げやイコライジングなど、処理するテクニックはあくまでも一般的なマスタリングの延長でした。しかし最近の技術革新はその範疇に留まらないライブ音源編集が可能になりました。



ボーカルや楽器の音量バランスの調整

iZopopeのRXに搭載された「Music Rebalance」ではミックス済みのバランス変更が行えます。ボーカルだけを上下させたり(音源解像度にもよるがほぼ消すことも可能)、ドラム、ベースなどライブハウスの音源で音やせしやすい楽器パートの音量調整もできます。


   ★この技術を活かした(ボーカル除去サービス)


極端に調整しすぎると音色影響がでて違和感がでてしまいますがこれまでEQ処理やエキサイターで各楽器の輪郭をデフォルメするだけではない効果が得られます。もちろん楽器パートが多いとそこまで細かく上下できるわけではありません。


今では常識のM/S処理

DAW上のプラグインエフェクトの世界ではM/S処理というのも、もう普通になりつつあります。イコライザーやコンプレッサー、エキサイターなどあらゆるエフェクトが対応。M/S処理はM=mid S=Sideという意味でこれまではLRステレオに同時にかかっていたエフェクトを中央と再度、左右など、音像の位置を特定して処理できるということ。


ツインギターが左右に配置されている場合、右側だけのギターをイコライジングしたりすることもできます。録音時にある程度、楽器ごとのステレオバランスが設定されていれば、効果的な編集が可能です。


そのほかステレオイメージャー系の左右の空間バランスを効率的に制御するエフェクトも充実。広がりのない音源をワイドにしたり逆にタイトにしたりできる。

前後の奥行き感を調整できるエフェクト類も充実しつつあり、一言でいうと立体的に音像を加工・調整する技術がどんどん進化。これらを惜しみなくライブ音源のハイブリッド化に注ぎ込みます。


ズンズンいわせるベースエンハンサーの充実

実際のライブと録音した音源(特にアマチュアが手にするライブ音源は)で最も体感差があるのが重低音。現地ではズンズンと響くビートがバンド全体のエネルギーを感じさせるのに音源ではペラペラになってしまいがち。

上の動画のRENAISSANCE BASSなど、倍音を付加して低音を強調するプラグインも各メーカーが競って発売しています。これらをうまく活用すると、スカスカの低音部が気持ちよくブーストされイコライザーやコンプ系だけでブーストした低音とは一線を画す迫力が加わります。


まとめ

今回、自粛中にご依頼いただいた過去ライブ音源を編集した際、編集の選択肢が増え、クオリティ向上も感じました。ライブハウス音源のライブマスタリングがサービスの原点。最近あまり積極的な営業をしていませんでしたが、ご利用・お試しいただきたい自信あるサービスの一つです。

ライブ自粛傾向ではありますが、過去の音源もこの際ハイブリッド化してアーカイブしてみてはいかがでしょうか。トライアル無料ですのでお気軽にご相談ください。



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