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  • 執筆者の写真Sound Reformer / yamakaWA

マーチングバンド(野外演奏)の整音&マスタリング

更新日:2020年11月11日



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野外演奏が活躍の場であるマーチングバンドさん。いい音源は残せていますか?

迫力ある「音」を録音するのが難しい野外の生演奏。 音楽を聴くことを想定されたホールに比べるとYouTube上でもなかなか高音質の音源には出会えないものです。。

先日、そんなマーチングバンドのビデオ編集をされる方からリニアPCMレコーダーで収録したハイレゾ音源のマスタリングをご依頼をいただきました。

 

屋内での演奏はホールに設置される三点吊りマイクを活用すれば、単純なステレオ録音でもある一定のクオリティで綺麗な音が収録できます。もちろん、ホール特性に左右されますが、多くの公演を収録してきたノウハウ(ホール固有の響きを踏まえたマイクポジションなど)がそこに集約されています。

野外演奏のマイク録音は最上級に難しい

なんといっても野外で難しいのはマイクポジション、そして風を主役としたアウトノイズの影響は絶大です。同じ音量レベルで収録しても空気の流れに思わぬ音になっていたり、強いノイズが乗らなくとも、独特のレベル差がでてしまうケースがあります。

大所帯のバンドだと音量差も出やすく、レベル設定も細心の注意が必要。また野外特性を考慮しても、良い音で響くポジションを探すのは屋内よりはるかに困難です。

クライアントからの改善希望点は大きく3つ

  1. 全体的な音量揃え

  2. 音量弱い部分での風ノイズ除去

  3. より演奏が引きたつ聴かせるためのマスタリング

大所帯のバンドでダイナミックレンジも広く、マイクを使用したMC(司会者)との音量差もはっきりしていました。静かに始まる曲は風の影響を受け、ものすごくオフマイクで収録した演奏としてやや寂しいと感じる音源でした。

吹奏楽やマーチングバンドは音圧があった方が圧倒的に楽しい

 マーチングバンドはドラムセットや打楽器を使用されることが多く、録音物やビデオでその音を楽しむ場合、適度なリミッティングをして音作りしなければ、実際と比べて「大人しい(迫力のない)」音になりがちです。

吹奏楽の演奏会でも三点吊りをなるべくナチュラルに使うことが良しとされている傾向はあるようです。ドラムやエレキベースが入ることも多いロックやポピュラーナンバーを聴くとき、ある程度の音圧感があった方が、音楽自体を楽しめます。

野外録音はマスタリングよりも重要になってくるアウトノイズの整音

特に野外の場合はどうしても響きが乏しくなる傾向が強く、なおかつノイズ要素が高くなるため、マスタリングだけではなく環境音も含めたアウトノイズの整音対策が重要になってきます。音楽専門のプロの録音業者を使えない場合は、なかなかいい音のビデオ作品を作るのはとても難しいです。

後付けで音を変化させるのは限界はありますが、専門サービスとしてこれらのコンテンツを数多く手がけております。

アマチュアの音から少しでも脱却し、いい音で楽しみたいという、動画や録音物をお持ちの方はぜひお気軽にご相談ください。無料トライアルで具体的な「音作り」をご提案します。


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