マイクの物理的許容量を越えた時にも音割れは起きる
調整精度が高いiPhoneでも音割れを起こしてしまうケースは存在します。マイクのそばで囁くように呟いていた人物を撮影している時に急に大声を出したり(想定外の音量が急に入る)する場合、内蔵されたマイク性能の許容を越えた大音量(クラブなどで使用されている重低音のウーハースピーカーの近く、などでは音割れが起きることもあります。主に電話の声を拾うために設計されたマイクでは耐えられないレベルは存在します。このようにマイクの許容量を越えてしまったケースの音割れは98%修復が不可能と考えた方が妥当です(2022.6現在)。
程度の酷いものや持続的な音割れは修復できない
プロの映画制作で使用される先端のオーディオリペアツール(音声修復の専門ソフトウェア)には音割れ(歪み)修復ツールもあり多く活用されています。
これらはあくまでも録音されている音声成分を元に「本当はこんなはずだったのでは?」と解析して修復されるもの。そのためデータ状態が重要です。素人が使用する圧縮データは解像度が乏しく、修復できない(またはその精度が落ちる)ケースが大半です。
音割れ修復のサンプル動画↑は波形(喋っている人の声)が大きな部分の音割れを綺麗に改善できています。このレベルなら綺麗に修復できます。
その他音割れ修復できないパターン
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ブツブツと音飛びのようなブランクが発生してしまっているもの
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低音部のピーク(クラブミュージックの低音など)が強いもの
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録音した音とは関係ない「ウネリ」が聞こえてしまうもの
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アナログ(カセット等)録音されたものをデジタル化した音源
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mp3等の非可逆圧縮音源(録音状態による)
上記のような状態だと、僕のような音声修復専門プロに依頼しても修復できない確率が高いと思います。
音割れの修復なら、HybridSoundReform.comへご相談ください。HybridSoundReform.comは先端のノイズ除去とオーディオ修復をプロアマ問わず外注できるサウンド・リフォーム(音質改善サービス)。音割れした動画、ボイスレコーダー、楽器演奏の発表会など、幅広いユーザーの修復を手がけています。無料でお試しいただける、トライアルオーダーシステムがございます。どうしても何とかしたい音源をお試しください。