Snowdropのサブスク配信アルバム楽曲のミックスマスタリングを担当
代表的な録音機材について。メーカーや機種によって様々な個性があります。簡単なスペックを記載します。
①スマートフォン/タブレット
録音 8K~48KHz
ファイル方式 AAC,MP3,Aiff,Wav
AIR録音
一番手軽なのがi-phoneやandroidのスマホ。無料で配布しているレコーダーアプリでも録音できます。スマホ内蔵のマイクを使うので録音レベルに注意。作曲のためのメモ録音や楽器練習のプレイバックには使えます。録音ファイルの送信もしやすいのでバンドメンバーへのラフ原曲のシェアにも。音量差が大きな楽器などは音圧に耐えられず歪んでしまうケースもあり。
③リニアPCMレコーダー
ファイル方式 AAC,MP3,WAV等
(リニアPCM 44.1kHz〜192kHz24bit)
AIR録音
発表会などで多く使用されています。CDレベルの録音はもちろん、98k/24bit録音やDSDといったハイレゾ対応の機種も手頃な価格で購入可。練習演奏のプレイバックに使用する方が多い。
繊細な楽器はもちろん、大音量ロックバンドもOK。良質なステレオマイクを内蔵されている機種が多数。人気機種の比較記事はこちら。
②ビデオカメラ
録音 Dolby Digital2/5.1(48kHz圧縮)
ファイル方式 MPEG-4 AVC/H.264
(音楽用 リニアPCM48kHz〜96kHz24bit)
AIR録音
ステージパフォーマンスを記録にはビデオカメラが定番。様々な種類がありますが最近は高音質コンデンサーマイクを搭載する音楽専用の機種も手頃に入手できます。カメラの内蔵マイクを利用すると、音よりも映像優先のセッティングになってしまいがち。これが良い音で演奏を納められない原因のひとつ。ファミリー向けの製品はMP3クラス、音楽用はCD〜ハイレゾクラスの音質で収録できます。スペックよりもセッティングを上手く行うことが重要。
④DAW
録音 様々な記録形式に対応。
ソフトウェア ProTools,Cubase,Apple Logicなど
オーディオI/F 各種メーカーより多種スペック
マルチ録音
楽曲制作をするクリエイターならジャンルを問わず必須ツールとなっているDAW。パソコン+オーディオインターフェースと合わせて利用する。エフェクトやソフトシンセなどのプラグイン拡張など、投資をすれば無限の選択肢とスペックを手に入れられます。ノートPCと用途に応じた周辺機器があれば高音質マルチ録音も問題なくできます。
単体のマルチトラックレコーダー。8〜24トラックの録音ができるモデルが定番。DAW連携やコンデンサマイク搭載型など。PC廻りの煩雑なセッティングがいらず、マルチ録音できる。ミキサー一体型なのでロケーションも選ばずリハスタなどでもセッティングしやすい。PC嫌いのバンドマンにおすすめアイテムです。
⑥各種メディアデッキ
CD-R,DAT,MD,カセットなど
スタジオのダイナミックマイク2本で録音。
リハーサルスタジオでは必ず単体メディアのデッキが備え付けてあります。最近はCDーRデッキが定番のようです。スタジオにセッティングされたマイクから録音できるようになっています。ライブハウス出演時時に録音してくれる音源もこれらが使用されることが多いです。
■音のクオリティーはマイクとそのレベルセッティングに大きく左右される。
安価なビデオカメラでもREC端子があるものはオプションのマイクを追加するだけで、大幅な音質改善が期待できます。音声のレベル設定は非常に重要なポイント。必ずヘッドホンで音を確認してのセッティングしましょう。