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プロの音楽クリエイターやエンジニアが編集にmp3を用いない理由

MIX師にmp3ファイルを共有したら、wavで欲しいと差し戻された。そんな経験はありませんか?扱いやすい音楽ファイルとして何も意図せずにmp3を使ってしまっている初心者クリエイターは少なくありません。
プロの音楽クリエイターやエンジニアがなぜ音楽編集にMP3形式を使わないのか、その理由を分かりやすく解説します。
MP3とは?
まず、MP3とは何かを簡単に説明します。MP3は音声データを圧縮するためのフォーマットで、ファイルサイズを小さくしつつも、音質をそれほど落とさないように設計されています。これにより、インターネットで音楽をダウンロードしたり、スマートフォンで音楽を保存したりする際に非常に便利です。
圧縮による音質の劣化
しかし、MP3は圧縮フォーマットであるため、音質に妥協が生じます。圧縮する際に、人間の耳では聞き取りにくいとされる周波数や音の情報が削除されます。この結果、音楽の細かなニュアンスやダイナミクスが失われ、プロの音楽制作では許容できない音質の低下が起こります。