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カフェやレストラン、ホテルのラウンジでの会話を録音を試みる方も多いです。しかし、後で再生してみたら周りの雑音がひどくて会話が聞き取れないというご相談は後が絶えません。
人間の耳はとても優秀で周囲の継続的なうるさい音(程度にもよる)は勝手に脳が不要な音と判断し、話している相手との会話に自動フォーカスされています。それが、その場での感覚と録音データの音に差を感じてしまう大きな要因です。
よくある収録ロケーション
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カフェ・ファミレス・ファーストフード店
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居酒屋・バー
カフェ・ファミレス・ファーストフード
|音質改善難易度★★〜★★★★
打ち合わせや友人との談話でも利用されるカフェは混雑具合にもよりますがが結構うるさいです。こういったお店は店内がオープンスペースになっており、隣の話し声や食器の音、店内BGMが会話の録音を聴きづらいものにします。
都内のカフェは隣席との距離も近く、他人の会話が紛れ込んでくると改善は極めて困難になります。現技術では人間の声をフォーカスすることはできますが、個別の人間を認知しての処理はできません。
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そのことから、J-POPなど歌付きのBGMが流れている店(マクドナルドやファミレス)は会話を録音したいときは回避すべき。別居中の夫婦が離婚に関する打ち合わせをするケースもあるようですがお勧めしません。
居酒屋・バー|音質改善難易度★★★★★★
説明する必要もなくバーや居酒屋は個室でない限り「騒がしいイメージ」があると思います。録音はお勧めしませんが、不倫とか浮気関連の理由で録音ニーズがあるようです。相手の胸元にマイクを仕込むくらいの気構えで望まない限り、おおよその場合、会話内容を正確に反訳するレベルにはなりません。
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個室で他のお客さんの会話が遮断されているならまだしも、特にお酒が入ってテンション高めのオープンスペースでは下手すると録音した本人を絡む会話より、大きな声で話す声が入ってしまうこともあります。最新の音質改善処理(2020.4現在)でも人物を特定しての処理が技術上(男女であっても)できません
録音解像度によって変わる改善精度
※wav(非圧縮)方式で録音されたものとMP3(圧縮音源)では音質改善効果が全然ちがいます。多くのレコーダーで長時間モードはmp3。
MP3は容量削減のため、大きくデータが間引かれることから、後から改善しようとしても良い効果が得られない場合がほとんどです。
まとめ
ボイスメモやレコーダーに録音したデータの「周囲がうるさくて会話内容が聴き取れない」というお悩みをもつユーザーさまの事例を紹介しました。上記のような状態で録音してしまったけど、撮り直しができなくてお悩みの方がいらっしゃいましたらハイブリッド・サウンドリフォームまでお気軽にお問合せください。このような音源を多く扱っておりますが、ギブアップのケースも50%くらい。特に居酒屋で他の人の声が大きい奴はほぼ無理です(泣)。