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卒業式の合唱動画の雑音はどれくらい綺麗にできるの?
小・中学生の卒業式での合唱、感動しますよね。名曲がチョイスされることはもちろん、大勢の子供たちが発する無垢な歌声は特別な輝きがあり、とっさにスマホで動画撮影する方は少なくありません。
しかし、その場で得られた感動は、後にビデオで見るとほとんどの場合、何となく臨場感がなくなってしまい、魅力が半減してしまい、ガッカリします。
感動のビデオがチープになってしまう最大の理由
学校の各種式典や合唱コンクールを動画撮影しようとした場合、そこそこ高性能なビデオカメラを使用したとしてもほとんどの場合、素人クオリティになってしまいます。違和感の元凶は「音質」です。
父兄の観覧席で撮影する場合、撮影対象である生徒よりも手前に多くの人を挟んでおり、ビデオに内蔵されたマイクには近くにいる人たちのザワザワ、撮影者本人の所作によるカタカタといったノイズが多く混入するからです。
上記の音声サンプルは実際に父兄さんが撮影した動画の音声を拝借。コロナ禍により野外で式典が開催されているため、なんとヘリコプターの音も混入してしまっています。
動画撮影のプロと何が違うのか?
最近は卒業式にビデオ専門業者が入り、動画撮影する学校も増えています。式典の場合はおおよそ2〜3台のカメラで撮影され、クライアントが合唱クオリティにまでこだわる場合、専用マイクを立てて別に音声収録することもあります。
個複数台のカメラにも指向性の高いガンマイクをプラス装着し、より状態の良い音声を編集時に切り替えたり、ミックスして使い分けることができます。
もちろん、学校やPTAの依頼により撮影が許可されていますので、効果的な収録がしやすい、ベストポジションを確保できるのも大きなちがいです。
音質改善のプロが手掛けるとそこそこ綺麗に。しかし
映画のポストプロダクションなどを手掛ける音質改善のプロが手掛けると、
細かな物音やカメラのシャッター音がかなり軽減でき、素人撮影の動画音声もそこそこ綺麗になります。
しかし2021年現在、このようなノイズはボタン一つでAIが自動除去してしまうほどの技術はありません。特に音楽の場合は調和された音世界があるため、とても繊細な編集技術がないと、すぐに違和感満載の音になってしまいます。ノイズの「カチャ」「ガタ」「コツ」という細かな音を発生箇所都度に細かく処理しなければなりません。
上記に張り付けた音質改善サンプルは実際に僕が処理した音源。尺2分あたりで166か所の処理を施しています。
素人が依頼できるサービスとはいえ
当サービスはプロアマ問わず、整音やノイズ除去を依頼できるサービスのため比較的安価に提供しておりますが、上記のようなノイズ除去は万単位のご予算がないと対応できません。そのため、よほどの思い入れがない限り、個人クライアントが大枚を叩くケースはレアです(それでも時々お受けしています)。
予算をかけてもどうしても音声を綺麗に修復したい動画などがございましたらお気軽にお問い合わせください。