自宅でハイクオリティな広告用ナレーションを収録するための優先ポイント10選
サウンドリフォーマーの山川@HSRです。私は某IT系企業と提携して大手企業のWeb広告やデジタルサイネージのナレーション整音を定期的に行なっています。コロナ禍以降、ナレーションもスタジオ使用しない自宅収録も日常になりました。
5. ポップフィルターを使用する
宅録ナレーションにおいて、ポップフィルターはクリアな音声を収録するために必須のアイテムです。マイクに息がかかることで発生する「ポップノイズ」を低減し、音質向上に役立ちます。
種類や選び方、使い方を理解し、適切なポップフィルターを活用しましょう。
6. 良質なオーディオインターフェースを使用する
宅録ナレーションにおいて、良質なオーディオインターフェースは、クリアな音声を収録するために必須のアイテムです。パソコンとマイクを繋ぎ、音質を劣化させることなくデジタル信号に変換する役割を果たします。
以下のような機能が、音質向上に大きく貢献します。
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高音質なAD/DA変換: 音声を忠実にデジタル信号に変換し、録音します。
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安定したマイクプリアンプ: マイクの性能を最大限に引き出し、クリアな音声を収録します。
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低遅延: 録音と再生の間に遅延が発生せず、スムーズな収録を実現します。
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オーディオインターフェースの選び方は、予算や必要な機能によって異なりますが、音質にこだわりたい場合は、高音質AD/DA変換、高性能マイクプリアンプ、低遅延など、こだわりの機能を搭載したものを選ぶのがおすすめです。
7. ヘッドホンを使用してモニタリングする
ナレーション収録時のヘッドホンモニタリングは、高音質な音声を収録するために必須です。以下、3つのコツをご紹介します。
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密閉型モニターヘッドホンを使用する
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外音遮断性に優れ、音質を正確に把握できます。
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適切な音量でモニターする
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大きすぎると耳が疲れ、小さすぎると聞き取れません。
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目安としては、会話レベルの音量です。
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ヘッドホンを装着したまま、 時々外して音を確認する
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ヘッドホンで聴こえる音と、実際のスピーカーで聴こえる音は異なります。
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両方の音を確かめることで、バランスの良い音声を収録できます。
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これらのコツを参考に、自分に合ったヘッドホンモニタリング環境を構築してください。
8. マイクスタンドを使用する
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安定した音質: マイクを固定することで、手振れによるノイズを防ぎ、安定した音声を録音することができます。
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適切な距離: マイクと口の距離を適切に保つことができます。近すぎると音割れ、遠すぎると音声が小さくなりやすいため、最適な距離を保つことが重要です。
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指向性の恩恵: 単一指向性マイクなどの指向性マイクを使用する場合、マイクスタンドを使ってマイクを音源に向けることで、集音したい音声をよりクリアに録音することができます。
10. 適切な録音ソフトを選ぶ
利用者の多いDAWはweb上のTips掲載も多く、多機能のDAWを扱うときに便利。また映像関連は48kHz/24bitでの音声マスターが定番のためそのサンプリング設定ができるDAWを利用した方が変換も発生せずにクオリティが保ちやすいです。
10. ノイズ除去系のプラグインも導入
ナレーションに適したノイズ除去系のプラグインも使用できるといざという時に役立ちます。最近ではiZotopeのVEAやWavesのClarityなどさほど知識がなくても高度なノイズ除去やナレーションミックスが行えるプラグインもあります。ミックスも含めてマスターファイルを大手に納品したいならiZotope RXはマスターしておくべきでしょう。
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